台湾人の方と国際結婚をして、台湾移住や台湾定住を決意する方も多いと思います。僕の場合は、大阪で妻と出会ったので台湾移住という形になります。
台湾人と結婚した日本人が台湾移住するには、台湾で居留証を発行する必要があります。
その前に日本で居留ビザを発行して渡航します。今回は、僕が大阪で配偶者ビザ(居留ビザ)を申請した時の経験を基に配偶者ビザ(居留ビザ)の申請方法についてご紹介いたします。
申請はいつどこでするの?
日本で台湾の配偶者ビザ(居留ビザ)を申請するのは、管轄の弁事処です。
台湾は国連加盟していないので大使館がありませんがその代わりの役目を果たしているのがこの弁事処です。
台北駐大阪経済文化弁事処のページから配偶者ビザ(居留ビザ)のウェブ申請ができます。
見る項目は【2-2.家族呼び寄せ (呼び寄せ人:台湾国籍/戸籍ある方)】の個所です。
ウェブ申請をしてから、実際に各弁事処に足を運んで申請する流れになってます。
大阪は予約不要になってますが地区によっては、予約が必要になるのであらかじめ各地区の弁事処に確認してください。上記リンクからも各弁事処のページにアクセスできます。
台湾の配偶者ビザ(居留ビザ)自体は、申請してから1週間くらいで発行完了できましたが申請のために必要な書類を準備するのに3週間~1か月を要する可能性があるので、早めに準備しましょう。
申請するために必要な物
弁事処のページにも注意書きが書かれていますが、準備物についての注意点などについて下記で詳しくご紹介します。
パスポート
日本人・台湾人共に原本を持って行きましょう。申請に行った際に妻のパスポートの提示も求められました。
パスポートの期限の残りが少なくて更新を考えている方は、ビザ申請前に更新しておくことをおすすめします。
コピーサイズはすべてA4サイズでまとめましょう。
申請書
申請書は、台北駐大阪経済文化弁事処の専用ウェブサイトから個人情報を登録などウェブ申請をしてから、該当ページをA4サイズでコピーして持参します。
ウェブ申請の仕方は、見本ページもあるので見ながら埋めていきましょう。
コピーしたあとに直筆で各箇所があります。名前のサインは、パスポートど同様の字体で書きましょう。
カラー写真
ページ内に書かれている注意点が下記のものになります。
サイズ[横3.5x縦4.5cm] / 頭部3.2~3.6cm / 6ヶ月以内撮影 ※システム読取のため、規格外は受理不可
1枚はビザページに使われて、1枚は返却されました。聞くと1枚は台湾入国後に居留証申請をする時に使って下さいと言われました。
※配偶者ビザ(居留ビザ)で入国後に移民署で必要な手続きについては、下記の記事をご覧ください。
僕が提出したのは、背景が青色の物でした。
ビザ申請の時は問題なかったですが、台湾入国後に居留証申請に行った時に「背景は白色でお願いします」と言われてしまいました。
サイト内ではサイズの指定しかありませんが弁事処によっては、注意書きで背景色は「白色」としているところもあるようなので、背景色は「白色」にしておいた方が良さそうです。
日本の戸籍謄本
一番重要なのは、台湾人配偶者との結婚がちゃんと成立しているか?本当の夫婦か?という点みたいです。
しっかりと配偶者の欄に台湾人配偶者の名前が記載されている状態の戸籍謄本を準備しましょう。
犯罪経歴証明書
一般の警察署では、発行できません。各都道府県の県警・府警に行く必要があります。
大阪府警は、予約不要でした。今後コロナ禍の影響で状況が変わるかもしれませんので各県警・府警に事前に確認してくださいね。
僕が行った時は、受付してから30分くらい待ちました。指紋を取ったりして、前科リストとかと照合するみたいです。結果が出るのに2週間くらい待ちました。
絶対に開封しない。またお茶などのシミで汚れたりしても無効になる可能性もあるらしいので気を付けましょう。
健康診断証明書
所定のフォームが決められていて、弁事処のホームページからダウンロードできるようになっています。
普通の健康診断とは、診断項目が違うのでご注意ください。
診断して3ヶ月以内のもので、病院フルネーム印が必ずいります。
指定の病院はありませんが、病院自体が渡航ビザ用の健康診断を受けていない場合もあるので病院に確認する必要があります。
かかりつけの病院でまずやってもらえるか確認してみるのが一番早いかと思います。
費用は、全国平均で大体2万円前後と言われているようです。
現住所証明
ホームページ内に注意書きがわかりやすく載っています。
*代理申請・・・申請者の上記証明書いずれかの全頁コピー[住民票のみ要原本※代理人の身分証明書/委任状は不要
ワーホリは代理人申請できませんが配偶者ビザ(居留ビザ)は、代理人申請ができるんですね。
本人達で申請する場合は、コピーはいらないので原本だけ持って行きましょう。
台湾の戸籍謄本
発行から3ケ月以内の物とされています。
その間に婚姻届けを出している場合は新しいものを取り寄せて日本人配偶者との婚姻関係・配偶者の国籍・日本名の記載などがある最新の物を提出できるようにしましょう。
また記事欄の省略不可 / 戸口名簿不可との注意もあります。
※未成年が申請する場合・・・ 上記⑧を除く全ての書類に加え、下記a.bが要提出
a.保護者両名のパスポートのコピー 各1通(A4)
b.親権証明書・・・保護者が離婚している場合のみ
申請の段取り
まずは、犯罪経歴証明書・健康診断証明書の準備をしましょう。これが2~3週間と時間がかかります。
病院なんかは、自分の都合の良いときに予約が取れるとも限らないので早めに確認した方が良いと思います。
病院の予約が取れたら弁事処に予約が必要かの確認をして、必要なら3週間後くらいを目処に予約しましょう。
ビザ発行されてから1か月以内くらいに渡航しないといけないので、出発日もこの時には予定しておきましょう。
そのあとは、ウェブ申請→戸籍謄本準備→パスポートコピー→弁事処に行って申請の流れが一番スムーズかと思います。
ビザ申請と一緒に考えたいこと
配偶者ビザ(居留ビザ)は、準備書類を持って行けば受付番号取って呼ばれたら準備書類に不備がないか確認してもらって問題なければ1週間後くらいにはもらえます。
ビザがもらえれば、台湾移住ができる状態にはなったんですが出国前に僕が「どうしよ?」って思ったことを書き出してみます。
- 日本の年金は任意で払い続けるか?
- 入国後仕事がすぐなければ6か月間は台湾の国保に加入できないけどどうする?
- 台湾で仕事はどうやって探す?
- しばらく日本円のレート1元=約4円って状態だけど現金いくら持って行く?
- 海外送金するとしたらどういう方法?
- 携帯電話は解約するか?
- 日本の生命保険どうする?
もう解決済みの方は、問題なさそうですね!もし「あ!忘れてた!」なんてことがあれば、考えてみて下さいね~
最後までお読み頂きありがとうございます。
皆さんが台湾で生活できる日が無事に訪れますように♪