【始めるならこれ!】台湾華語テキストおすすめ3選

この記事を読んでほしい人
  • 初心者でもわかりやすい台湾華語(中国語)テキストを探している人
  • 台湾華語(中国語)の独学を始めようとしている人
  • 台湾で使う中国語を勉強したい人

台湾華語の勉強を始めよう!と思った時、じゃあどうやって勉強するの?

っていうのが一番最初にぶつかる壁ですよね。

「とりあえず、テキスト買おうか~」ってなるのがよくある流れだと思います。

台湾華語の勉強をしたことがないのであれば尚更、どんなテキストを選べば良いかわからないですよね。

この記事を読み終わる頃には、台湾華語の学習開始の際に自分がどのテキストを手に取れば良いのかがわかってもらえると思います。

勉強嫌いな僕が2011年から台湾華語の学習を続けてくる中で出会ってきたテキストの中から選りすぐりの3冊を紹介します。

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目的に合ったテキスト選び

台湾華語のテキストを探している方は、もうご存じかと思いますが「台湾華語」が何なのか?
おさらいだけしておきましょう。

※ご存じの方は、次の章からお読み下さい。

台湾華語は「中国語」と表現されることが多いですが少し違います。

よく書店で売ってるテキストや大学などで受講できる中国語のほとんどは、中国大陸で使われている「普通話」であることが多いです。

「普通話」では、簡体字が用いられていますが、「台湾華語」では、繁体字が用いられています。

日本語の「読」という漢字を例に違いを見てみましょう。

簡体字→读
繁体字→讀

見た目的には、繁体字が簡素化されてるのが簡体字みたいな印象です。

字体の他にも、文法や言い回し、単語の意味が少し変わってきてしまう場合もあります。

「台湾が好きで勉強がしたい!」
「台湾ワーホリ(留学)に行きたいから中国語の勉強を始めたい」

って方は、単に「中国語学習」というアンテナだけで教材を探さずに「台湾華語」というフレーズも意識してください。

※僕が台湾ワーホリに行く前には、ネットで「台湾 言語」で検索すると「共通語は中国語」とだけ掲載されてるサイトが多かったです。

ってことで台湾人の友達ができるまでの4か月間、簡体字の普通話を勉強していて、繁体字を覚えるまでにまた時間を無駄にしてしまいました。

初心者の方が混同しやすいのが「台湾語」です。
「台湾語」は台湾で公用語としても使われていますが、台湾華語とはまったく違いますので気をつけて下さい。

台湾華語のテキストおすすめ3選

世間の評判も考慮して勉強苦手な僕も良いと思えるおすすめのテキストをご紹介します。

テキストを選ぶポイント
  • CDなど音声が聞けるものが付属されている
  • 発音記号がカタカナ以外にもしっかりと表記されている
  • 台湾で使う表現が主に掲載されている
  • カラフル過ぎない(集中力が減りやすいため)

説出好中文

これから勉強始めるって方は、とりあえずこれ買ってください。

このテキストの良い点
  • 簡体字、繁体字の両方記載
  • 説明が日本語と英語
  • 台湾でよく使う言い回しを学べる
  • 台湾独自の発音記号(注音)が載っている
このテキストの惜しい点
  • 検定対策としては向いていない
  • 細かい文法のルールは学べない

台湾ワーホリに行く前に戻れるなら最初の1冊目は、これにしてたと思います。
簡体字と繁体字載ってるのは、中国には興味ない人にとっても後々、役に立ちます。

初心者の方は、フレーズ学習から入ると最初はストレスが小さく勉強をコツコツ進めることができると思います。

それに僕と同じように勉強に苦手意識がある人は、特にフレーズ学習から始めることをおススメします。

フレーズ学習には限度がありますので、文法を細かく勉強することはできませんが初心者~中級レベルの人が日常で幅広く使える便利なテキストだと思います。

また、英語表記があるとなぜ良いかというと台湾に行って言語学校に通うつもりの人は、クラスメイトのその他外国人とのコミュニケーションツールとしてもかなり役に立つからです。

英語ができない僕は、言語学校でクラスメイトとのコミュニケーションでかなり悩んだので、この1冊があれば少し変わっていたかなと思います。

こちらのテキストは、台湾でも400元くらいで買えますので家族と一緒にすでに移住した方もこちらからまず始めてみては、どうでしょうか?

今日からはじめる台湾華語

勉強苦手な方にイチオシ!

このテキストの良い点
  • 全体がスッキリしていて見やすい
  • 表記が繁体字になっている
  • 台湾でよく使う言い回しを学べる
  • 台湾独自の発音記号(注音)が載っている
  • 発音にカタカナ表記がある
このテキストの惜しい点
  • 検定対策には向いていない
  • 細かい文法のルールは学べない
  • 発音にカタカナ表記がある

こちらのテキストはひとつ前に紹介した「說出好中文」と同じ著書です。

なので台湾華語を学ぶとしては同等のクオリティがあると思います。

違いとしては英語翻訳・簡体字表記がなくなったことです。

そんなにたくさんの情報載ってたら集中できない!って方もいらっしゃると思うので、最初は余計な情報いらない!って方にはとてもおすすめです。

ピンインが別表記になっているので、台湾の発音記号(注音)でメインに勉強したい方には使いやすいと思います。

また発音にカタカナ表記があるのは、これから勉強を始めようという初心者の方にはわかりやすいかもしれません。

ただ、これはデメリットでもあるのです。

なぜかと言うと台湾華語には日本語にはない発音がたくさんあるので、それをカタカナで表記するには限界があってどうしても差が出ます。

慣れてきたらカタカナは見ない方が良いのですが、日本人なのでどうしてもカタカナが先に目に入ってしまい、正しい発音を練習する邪魔になる可能性があります。

その点さえ気にならないのであれば、こちらのテキストも1冊目としておすすめです。

漢語大師(全5冊)

初心者から上級者まで網羅できます

※画質が低く申し訳ありません
日本語説明ページ
このテキストの良い点
  • 表記が繁体字版がある
  • 説明に日本語版がある
  • 文法、発音の仕組みをしっかり理解できる
このテキストの惜しい点
  • 言い回しが少し中国寄り
  • 練習問題の答案が付いてない
  • 台湾独自の発音記号(注音)が載っていない
  • 本文の日本語訳はない

※TOCFL対策テキストとしても十分使えます。

僕が7年くらい愛用してたテキストでめちゃくちゃおすすめです。

こちらのテキストとは、台北の誠品書店で出会いました。
この本を探した理由は、語学学校で使っていたテキストの説明が英語しかなかったから。

知らない言語の説明を知らない言語でされるというカオス状態やったので、違うテキストが欲しくて探しました。

本文が繁体字表記だったのと日本語の説明文の物が売っていたので初級の自分でもわかりやすかったです。

ちょっと本気で勉強してみたい!って思ってる方におすすめです。

普段の生活でも使えるフレーズが多く、正直言うと学校での勉強よりもこっちの方が断然役に立ちました。

日本語で新しい単語・文法の説明が細かく載っているので勉強しやすいです。

本文自体の日本語訳はないので、単語・文法解説を見て自分で翻訳する力を身に付けられます。

中国大陸の言語学校で使われているテキストの繁体字版ということでローマピンインでの学習になります。
文法もたまに中国っぽい表現もありますが、台湾華語の学習として支障をきたすほどの物ではないです。

あと、練習問題の答えは教師用にしか販売されておらず入手することはできません。

本文の翻訳と練習問題の答え合わせが自分でできないですが、解説は細かく載っているので学べることは多いです。

台湾人の友達がいる方や今後、言語交換にチャレンジしたい方は答え合わせをお願いできるかなと思います。

僕自身も答案は買わずに言語交換の友達に添削してもらう手法で学習を続けていたので特に答案がなくても不便は、感じませんでした。

テキストは、サブ教材

勉強の仕方って人それぞれやと思うんで、これが絶対!ってわけではないと思いますが
僕は、テキストはあくまでもサブで使う教材だと思っています。

やっぱり言語は、使ってナンボです!

もう台湾人の友達がいるって人は、是非たくさん言語交換の機会を使って実践練習あるのみです!

いくら机に向かってテキストと睨み合っていても成長なんてなかなかしません。

間違うことを恐れずに「喋って、聞いてを繰り返す」のが一番の近道です。

独学をするに当たっての「考え方」についてまとめた記事もありますのでもしよければ参考にいて頂ければと思います。

まとめ

最後までお読み頂きありがとうございます。

気になる1冊はあったでしょうか?

それでは今回のおすすめテキストのおさらいをしてみたいと思います。

とりあえずの1冊には【說出好中文】

勉強苦手な方にイチオシ!の【今日からはじめる台湾華語】

ちょっと本気で勉強したい!【漢語大師】

皆さんのベストパートーナーになる1冊が見つかりますように♪

最後に番外編で別に2冊紹介したいと思います!

気になる方は読んでいってください♪

番外編1:英語ができる方はこちらもおすすめ

實用視聽華語(全6冊)

2017年に第3版が出てます。第2版の方は、ページもちょっとまとまってなくて見にくいので間違わないように気を付けて下さいね。

このテキストの良い点
  • 注音が併用で学べる
  • 文章が台湾寄りの物が多い
  • 文法、発音がしっかり学べる
このテキストの惜しい点
  • 説明が全部英語

僕は、説明が全部英語っていうので、全然活用できませんでしたが英語が少しできるよ~って方には、やっぱりおすすめしたいです。

注音も一緒に勉強できますし、例題の文章なども台湾が情景に出てきたりするので出てくるセンテンスも使いたい物が多かったです。

ただ、それも今見たらそう思えるだけで
英語ができない人は、やっぱりやめた方がいいです。

番外編2:台湾華語のリスニングアップにはこれ

華流スターの中国語

初心者後半~中級の聞き取り練習におすすめ。

このテキストの良い点
  • 有名人が出てくる
  • 日本の出版なので、日本語で解説されている
  • メディアでよく使う言葉を勉強できる
このテキストの惜しい点
  • 文法の勉強はあまりできない
  • 注音は、載ってない
  • 簡体字表記
  • アイドルがひと昔前(2012年発売)

台湾の好きなタレントさんの影響で台湾華語(中国語)の勉強を始める人も少なくないでしょう。

初心者を卒業するくらいのレベルになると周りには、ラジオで聞き取り強化をしてる人が多く出てきました。

ただ、勉強が苦手な僕には…できませーん!正直、心折れました。

※帰国後の話になりますが、僕みたいに
いきなりラジオなどで聞き取り強化やって疲れてあきらめてしまったって人に結構出会いました。

このテキストは、台湾のアイドルなどのインタビューを教材として使っています。
メディアなどでよく聞く言葉の勉強や聞き取りの強化には、結構役立ちました。

簡体字表記では、ありますがリスニング強化教材として使う分には、さほど不便はありません。

単語の解説なども載ってはいますが
すべて細かく説明が載っているわけでは、ないので聞き取りトレーニング教材として使ってみて下さい。

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