日本人が台湾で銀行口座を作るには?

この記事はこんな人におすすめ
  • 台湾で仕事をする人
  • 台湾で長期の生活をする人
  • 台湾の銀行口座を作りたい人

台湾では外国人が銀行の口座を開設するのが難しくなりつつあります。

2019年1月からは日本のマイナンバーカードを身分証明として提示する決まりもできました。

また台湾での住所・電話番号・中華民國統一證號基資表(台湾のマイナンバー)・そしてある程度の期間を台湾で過ごす人と言うのが必須条件になってきています。

そのため短期の旅行者や留学者が台湾で新規の銀行口座を開設するのは、事実上無理ということになります。

この記事では先日、筆者が銀行口座を開設した際の体験を基に準備物から受け取りまでの流れをまとめているので是非参考にしてくださいね♪

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台湾で銀行口座を開設するために必要な物

銀行や店舗によって提示を求められる物に少し差がありますが、基本的な準備物は以下の物です。

台湾の銀行口座開設に必要な準備物
  • パスポート
  • 居留証or中華民國統一證號基資表(台湾のマイナンバー)
  • 日本のマイナンバーカード
  • 台湾に長期滞在できる証明ができる物(ビザなど)
  • 印鑑(銀行によってフルネームの物を要求される)
  • 台湾での住所及び確認ができる物(賃貸契約書・荷物の不在届など)
  • 台湾での電話番号
  • 口座を開設する理由
  • 最初に預けるお金(最低1000元)

これらの物を持って銀行に行き「我要開戸」(ウォヤオカイフー)と言って受付してもらえば、基本的に口座開設はできます。

ですが、外国人が銀行口座を開設することを警戒している銀行や店舗がとても多くなってきているのでいくつか注意点があります。

日本のマイナンバーカードが必要?

日本ではマイナンバーカードの発行は義務ではないので持ってない人もたくさんいると思います。

マイナンバーができる前から台湾にいる人はマイナンバーすら持ってないって方もいますよね?

ですが台湾だと日本人も全員このマイナンバーカードを持っていると思われていることも多く、マイナンバーカードがなくて開設を断られたケースも少なくないようです。

銀行によって対応は変わりますがマイナンバーがない場合は、なぜないのかを説明できれば開設してくれることが多いようです。

自分で説明できない場合は中国語をできる方と一緒に行った方が無難だと思います。

マイナンバーはあるけど、マイナンバーカードがない場合はマイナンバー通知書と顔写真付きの日本の身分証(運転免許証など)を一緒に提示することで開設を認めてくれることもあります。

いろいろと面倒なのでまだ日本にいる方は渡航前にマイナンバーカードを発行しておくことをおすすめします。

台湾での銀行口座開設にはフルネーム印鑑が必要?

開設時に求められる印鑑に関しても同じ銀行でも店舗によって違ったりするようです。

僕は3社の銀行口座を持っていますが、どれも日本の苗字だけの印鑑で口座開設をしています。

自分が作る予定の店舗にあらかじめ確認しておきましょう。

フルネーム印鑑は70~100元程度で作れるので思い出ついでに先に作っておいても良いかもしれないですね♪

理由によっては開設できない?

転職で新しい仕事先の給料振り込み用に華南銀行で新規口座を作ってきた時の話なんですが、最初に職場に在籍確認と本当にこの銀行の口座が必要なのかの確認の電話をされました。

電話に出た会社のスタッフが間違えて給料振り込みの銀行を違う銀行だと答えてしまいました。

その時に「来る銀行間違えてるわよ!外国人は仕事用でしか開設してないから、帰って!」

と追い出されそうになりました。

もう一度、確認の電話をしなおしてもらって無事に口座開設できましたが

留学などで生活費を管理するためだけの理由だと開設を認めてくれない銀行や店舗もあります。

また、家から一番近い店舗でしか口座開設してくれない銀行が多々あります。

2021年8月に僕が開設した華南銀行もそうでした。

台湾の銀行口座開設手順

今回は2021年8月に華南銀行で口座を開設した際の手順を追いながら解説致します。

1、銀行口座を作りに来たことを伝える

大体の銀行の入口付近にはスタッフの方が立っています。

入ると声をかけてきてくれるので「我要開戸」(ウォヤオカイフー)と伝えましょう。

「このボタンを押してください。」と言われて整理券を発行しました。

コロナ禍じゃなかったら、スタッフさんが発行してくれることがほとんどだと思います。

2、台湾での銀行口座開設理由を伝える

大体の銀行はフロアにモニターがあるのでそれを見ながら、順番が来るのを待ちます。

順番が来たら呼ばれたカウンターへ向かい、もう一度 「我要開戸」(ウォヤオカイフー) と伝えましょう。

すると「何のために台湾に滞在しているのか?」 「なぜ口座開設が必要なのか?」 の2点を聞かれることが多いです。

滞在理由は、留学や勉強のための場合は「留学」(リョウシュエ)や「讀書」(ドゥーシュー)と答えましょう。

仕事の場合は「工作」(ゴンズオ)です。

口座開設理由は「我要存生活費」(ウォヤオツンセンフオフェイ)※生活費を預金しておきたい。

「薪水用的」(シンシュイヨンダ)※給料用です。

のような感じの回答で良いと思います。

3、銀行口座開設の申請用紙を記入する

伝えた内容で口座開設が認められたら、申請用紙を渡されます。

漢字と英語両方で書かれている場合がほとんどなのでよく見れば意味がわからないってことは、あまりないと思います。

名前の欄はパスポートと同じ表記で書けと言われましたが、パスポートのサイン欄を漢字で書いている場合は漢字で書きましょう。

書いている間に準備した身分証のコピーを取ったり、確認作業をスタッフの方がするので一式渡してしまいましょう。

また仕事で給料を受け取る用の場合は、会社(所属してる事務所)の電話番号・住所をすぐわかるようにメモしておくと良いです。

4、確認しながら印鑑を押す

親切なスタッフにあたるとスマホの翻訳機能を使いながら、細かく重要なところは説明しながら印鑑を押していくことになります。

そうでない場合は、印鑑押すところだけチェックされて印鑑を押して終わりです。

クレジット機能付きのカードは学生さんの場合は作れないことがほとんどですが、デビット機能付きのカードは申し込むことができたりします。

インターネットバンク(網路銀行=ワンルーインハン)を申し込んでおくとアプリでお金を管理できるのでとても便利なので一緒に申し込んでおきましょう。

5、通帳・キャッシュカードを受け取ってパスワードを設定

通帳はその日にもらえてキャッシュカードは後日(1週間後くらい)に受け取りの銀行が多いようです。

華南銀行は通常のキャッシュカードは当日にもらえました。

ATMの機械にカードを入れてパスワードを設定して完了です。

台湾の銀行のキャッシュカードはパスワードが最低6桁必要になるのであらかじめ考えておきましょう。

台湾で銀行口座を開設する方法まとめ

最後までお読み頂きありがとうございます。

最後に今回の記事をおさらいしてみましょう。

台湾の銀行口座開設に必要な準備物
  • パスポート
  • 居留証or中華民國統一證號基資表(台湾のマイナンバー)
  • 日本のマイナンバーカード
  • 台湾に長期滞在できる証明ができる物(ビザなど)
  • 印鑑(銀行によってフルネームの物を要求される)
  • 台湾での住所及び確認ができる物(賃貸契約書・荷物の不在届など)
  • 台湾での電話番号
  • 口座を開設する理由
  • 最初に預けるお金(最低1000元)
注意点
  • 家の最寄りの店舗じゃないと開設してくれないことがある
  • 仕事用しか開設してくれないことがある
  • 日本のマイナンバーカードがないと説明が面倒なことがある
  • 印鑑はフルネームの物を要求されることがある
  • 台湾での住所を確認できるものが必要な場合がある

台湾で銀行口座を開設するとなると、中国語が少しできてもよくわからない場面があります。

体力も時間もかなり消耗しますができないことはないです。

全く中国語ができないと、ひどい店舗だと中国語を話せる人を連れてこいと言われて追い返されることもあるようです。

頼れる人がいる場合はあらかじめ、付いて来てもらう方が良いでしょう。

台湾で外国人が銀行口座を開設するのは日に日に難しくなっているようです。

準備物も銀行や店舗によって常に見直しされているようなので、台湾の銀行口座を開設しに行く際はなるべく最新の情報を参考にし、あくまでも参考程度に留めておきましょう。

もし可能でしたら、口座を作りに行く前に店舗に確認することをおすすめします。

皆さんの台湾生活が少しでも有意義になりますように♪

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