台湾に行く前に知っておくべき9のこと【台湾留学・ワーホリ・移住者必見】

この記事はこんな人におすすめ

・台湾生活のマイナス面について知りたい
・台湾に留学したい
・台湾にワーホリへ行きたい
・台湾に移住する予定がある

突然ですがあなたが台湾に行く理由はなんでしょうか。

台湾が好き・台湾華語を勉強したい・台湾人と結婚するなど、10人いれば10通りの理由があるかと思います。

夢や目標があるととてもワクワクしますよね♪

ただ、そのワクワク気分だけで台湾に行くのちょっと待って下さい!

台湾が好きで夢を持って台湾に行ったのに、台湾が嫌いになって日本に戻る人が一定数いることをご存じでしょうか?

それは台湾の良い部分しか知らずに現地に行ったことで、ギャップが強くてマイナスをより大きく感じてしまうことが原因です。

この記事では台湾ワーホリの経験もあり、現在台湾在住の僕が台湾に行く前に知っておいた方が良いと思う台湾のマイナス面についてまとめています。

心の準備があるのとないのとでは、台湾に到着してからの心の持ち様が全然違いますよ。

是非、参考にしてみて下さい。

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台湾に行く前に知っておくべき9のこと

今回の記事では、僕の体験を含めネット上でも在台日本人がストレスを感じている台湾のマイナス面をご紹介いたします。

  1. 害虫・虫が多い
  2. 交通ルール不法地帯?
  3. 湿度が高い
  4. 店員の態度が悪い
  5. 日本語・英語が通じない
  6. 知らない人から声を掛けられることが多い
  7. 物価はそんなに安くない
  8. 収入が低い
  9. 外食は少し注意が必要

①害虫・虫が多い

台湾の気候は1年のほとんどが害虫や虫にとって過ごしやすいです。

それに加え台湾は屋台文化が発展しているので、街中にどうしても虫や害虫の餌になるものが落ちてしまっています。

排水溝や下水管を通ったり、窓や玄関の間を通ったりして家の中に侵入してくるんです。

よく目にするのは蚊・蜘蛛・蟻・コバエ・ゴキブリ・ネズミと言ったところでしょうか。

台湾の蚊は、日本と種類が違うのか噛まれた跡が日本の蚊より大きくなります。

昨日我が家に出た蜘蛛は手のひらサイズでした!!これは、レアでしたが小さい蜘蛛はよく出現します。

気付いたら部屋の角に蜘蛛の巣がよくできています。

食べ物を机の上に出して少し目を離すと「どこから?」ってくらいにコバエが飛んできてたりします。

僕も三重県の田舎に住んでた時はこんな経験よくありましたが、台北って都会でもこんなことあるの!?

とワーホリの時にびっくりしました。市場の肉屋さんや魚屋さんでもよく飛んでます。

確かにスーパーより安いんですが、気になる方はスーパーで買った方が良いと思います。

一番嫌われるのがゴキブリです。夜に道を歩いてるとすぐ横の溝で大群が走っていたりします。

個人的な感想ですが、三重県の実家や大阪の家で住んでいた時よりも家の中でゴキブリを見る機会は多い気がします。

と言っても多くても1か月に3匹くらいかなと思います。

コンバットなど害虫対策のグッズは日本製品も含めたくさん売ってるので家の中に発生する害虫は、最小限に抑えることができます。

②交通ルール不法地帯?

台湾はバイク・車・バス・交通量がめちゃくちゃ多いです。

さすがに不法地帯ということはないでがね…

皆さん日本で生活していて、交通事故の現場を目にするのって年に何回くらいありますか?

ひょっとしたら、今まで交通事故の現場を見たことがない!って人もいるんじゃないでしょうか?

僕は日本で交通事故の現場を見ると物珍しく感じて、野次馬したくなる気持ちが芽生えていました。

しかし、台湾で生活すると「あ~。またか」くらいの感覚になります。

もちろん怖さもあります。信号機を信じて道を渡るのはNGです、必ず確認しましょう。

車間距離を取って運転する人が少なく、信号が変わりそうになったら急発進します。

小さな路地に入るバイクのスピードが速かったりするんですが、それに加え電気で動くバイクが人気で結構普及しています。

このバイクの音が小さくて近づいて来ても全然わかりません。

イヤホン付けて、スマホ見ながら歩いてたら冗談抜きで死にます。

路上駐車も多くてそれを避けて道路に出て先に進もうとすると、後ろからすごいスピードで車やバイクが走ってきます。

歩行者に道を譲ってくれようとするドライバーは少ないので「止まってくれるだろう」と思って歩こうとするのは超危険です。

台湾で運転をする側になる場合も最新の注意を払って、日本感覚で運転するのは絶対にやめましょう。

③湿度が高い

※こちらの記事で→【大失敗!】台湾で湿度対策をしなかったらどうなるの?

過去の湿度対策を行なったせいで起きた悲劇と湿気対策についてまとめています。

この台湾の湿度の高さは、気持ち悪さを感じさせるだけではありません。

これはつい最近、僕自身も体験したばかりなのですが鞄・靴・服・壁など油断するとあらゆる物にカビが…

台湾でワーホリや留学または移住など、新しい生活が始まると一度棚にしまった2軍以下の鞄や

普段はあまり掃除で目のつかない場所などが1か月(早ければ2週間程度)でカビだらけです。

安物ならまだ諦めがつきますが、そこそこ値段の張る物なら何もする気が起きなくなります(-_-;)

④店員の態度が悪い

僕自身、サービス業を生業にしているのでとても衝撃を受けました。

そんな適当なん!?って感じです。

スーパーのレジにお客さんいなかったら、店員さん普通にスマホいじっていたり

お客さんのお会計しながら後ろに立ってるスタッフと普通に雑談しています。

朝ごはん屋さんで汗だくのおっちゃんが上半身裸で調理していたり!!!

僕の場合、それが逆に新鮮で楽しめてますが(笑)

百貨店など少し大きなところに行けば、ある程度の品質のサービスを受けることができますが

日本だったらあり得ない店員の態度やサービスを受けることは、結構な高頻度であります。

そういうのを受け入れられない人は台湾では快適に生きることは不可能だと思います。

⑤日本語・英語が通じない

僕は、初めての海外渡航が台湾のワーホリでした。

当時はブログで台湾の生活を書いてくれている人や、SNSもそこまで普及していなかったので情報をあまり得られていませんでした。

周りの友達などが台湾は、親日で日本語を勉強している人も多いから結構通じるよ!

日本より英語も通じやすいから中国語通じなくてもなんとかなるよ。ってよく言ってました。

それを信じて言ってみると、空港のSIMカード購入の受付でも全然日本語通じないんですよ!

観光地に行くと商売のために多少の日本語と英語を勉強している人もいるから、ホンマに結構日本語浸透している!

って思ったりするんですが、これが生活の中に溶け込もうとするとほとんど台湾華語(中国語)と台湾語ばかりです。

日本語・英語が通じるところなんて、本当にレアでちょっと感動します。

慣れない異国で言葉が通じないのは、本当につらいです。

是非、台湾に行く前には台湾華語の基礎は勉強しておくことをおすすめします。

おすすめのテキストはこちらでご紹介しています

⑥知らない人から声を掛けられることが多い

台湾の人って他の人との距離感が近い人が多いように感じます。

道に迷ってるそぶりをしていると「どこ行くの?」連れて行ってあげるよ!

なんて経験は少なくありません。

こういうのは、ホンマに嬉しくて助かるし優しいな~って感謝しかないですよね♪

買い物していて「あなた日本人?」ってところから、仕事は?結婚は?子供は?給料は?どこに住んでんの?などなど

ズケズケとめちゃくちゃプライベートなこと聞いてくる人もいます。

最近、日本ではご近所付き合いが減っているので街で声を掛けられるだけで気持ち悪く感じる人もいますよね。

女性の方だとおっちゃんからセクハラまがいな話しかけられ方することもあると思います。

台湾の人は、良くも悪くも人との距離が近すぎることがあります。

先日予約用だとカットサロンから教えてもらったlineで予約したら、友達か!ってくらい雑談が始まりました。

僕は、こういうの楽しめる性格なんですが、店員となんでこんなやり取りしないとあかんの?と思う人もいますよね。

もちろん悪気のない人がほとんどなんですが、不快感を感じたり危険を感じた時はお構いなく距離を取ったり相談できる相手を探しておきましょう。

⑦物価はそんなに安くない

僕がワーホリで台湾に来た2013年頃は、台湾の物価は日本の3分の1くらいと言われていました。

そこから徐々に物価は上がってきています。

日本と比べて高い物と安い物を平均すると日本の物価の3分の2くらいだと言えると思います。

安い物で言うとまず交通機関があげられます。

タクシーの初乗り料金が70元(約308円)地下鉄MRTの最低料金は20元(約88円)

医療費も非常に安いです。風邪だと保険なしの薬代込みで400元(約1760円)程度です。

これまでは食事も安く食べられる印象がありましたが、そうでもありません。

食費は少食の人なら1か月5000元(約22000円)くらいだと思います。

20代~30代の男性なら7500元~(約33000円)くらいかかる方が多いと思います。

栄養も少し考えた食事を摂るなら10000元(約44000円)を超えてもおかしくはありません。

家賃も台湾では高い物のひとつです。僕が台北で住んでいた時は6畳ワンルーム、ユニットバス、キッチンなしで1か月10000元(約44000円)でした。

少し郊外に行っても7000元(約30800円)くらいはします。オートロック付に住もうと思ったら、一気に値段が跳ね上がります。

日本なら同じ値段でもう少し良い部屋あるのにな~と思うこともしばしば。家を買うなんて本当に夢の話です。

電化製品なども日本と同価格くらいで販売されていることが多いです。

1元=4.4円で計算

⑧収入が低い

物価の話をしましたが、収入の話を聞くと現実味がもう少し湧くと思います。

台湾では外国人労働者の最低賃金が決められています。現在は1か月47971元(約211072円)です。

ここから税金などが引かれて、実際の手取りは45000元(約198000円)程度になります。

現地台湾人の最低賃金は、24000元(約105600円)ですからさらに驚きです。

上記の外国人労働者の最低賃金は、正社員雇用の場合です。

ワーホリや留学生で許可を取って労働する場合はアルバイトになります。

アルバイトの時給は外国人も台湾人も関係なく同じ金額です。2022年1月から引き上げられて1時間165元(約726円)です。

もし、1日8時間×週5日×4週間働けたとして1か月の収入は25600元(約112640円)です。

ただこれは一番良いパターンです。こんなに長時間働かせてもらえることはまずないと思います。

せいぜい1日5時間×週4日×4週間程度だと思います。

その場合1か月の収入は12800元(約56320円)となります。

現地の収入だけでは賄いきれないことがお分かりいただけるでしょうか?

最近はブログやクラウドソーシングサービスを利用してお金をやりくりするワーホリ・移住勢もいますが

正直簡単ではありません。挑戦してみてもいいと思いますが、まずは台湾に来る前に堅実に貯金をしておくことをおすすめします。

⑨外食は少し注意が必要

台湾は外食をする人が多いです。

もちろん美食大国台湾なので、おいしいものがたくさんあります♪

滷肉飯/雞肉飯/鹹酥雞/滷味/牛肉麵とか♪毎日食べられるんですよ~!

台湾美食が全部詰まったお弁当も75元(約330円)くらいですかね~最高ですよ。

全部おいしんですよ!控えめに言って最高です。

ただ、ひとつ問題があります。ワーホリで来ていた20代の頃はあまり気にしていませんでしたが、外食だけで済ませていると結構脂っこい物が多かったりします。

2.3日の話ならいいんですが、毎日となるとさすがに体に異変も起きてきます。

ニキビが出たり、疲れが取れにくかったりする方もいるでしょう。ご飯を買う時は同じ店ばかり行かず、なるべく食べ合わせを考え栄養の偏りが出ないように意識したり、サプリメントを摂取するなどの対応をしましょう。

あとは、食あたり問題です。

路面店などは作り置きしていることが多いです。真夏でも常温で置いている物をそのまま売ってることもあります。

運が悪いと食あたりを起こす可能性があるので注意が必要です。

⑩自炊したくてもキッチン付の一人暮らし物件は少ない
外食ばかりじゃ体によくない!と自炊をしようとしますよね。

ただ、一人暮らしで自炊する人は台湾に少ないらしく一人暮らし向けの物件にはキッチンがついてないことがほとんです。

上記は僕がワーホリ時代に住んでいた部屋のキッチンスペースとされていたところです。

IHが一台置けて、あと少しだけスペースがあるのでそこで野菜を切ったりします。

調理用の流しはないので、ユニットバスの水道を使って野菜を洗ったりします。

正直、大した料理はできません。

また食材も一人暮らし用に小分けに売ってることはあまりないので、どうしても食べきれない場合も出てきます。

冷蔵庫も小さいのが一つ置けるだけだったので、冷凍しておくこともできません。

市場で買い物すれば、少量で買えることもありますが台湾初心者にはなかなか難しかったりします。

台湾に住むとなれば健康的な食事をする。っていう部分は意外と苦労するかもしれません。

台湾への憧れや好きだけ!で渡航すると危険

どんなに台湾が好きな人でも、長年台湾に住んでいてもどうしても慣れることのできない嫌いな所や苦手な部分は必ずあります。

日本のどんな環境で育ったか、家庭環境によっても生活の中で嫌悪感を感じることは変わると思います。

人は自分の中で「普通」だと思うことや「習慣」を崩されると大きなストレスを感じます。

異国文化に触れることは、たくさんの学びを受けると同時に大きなストレスを感じるのも事実です。

それら全てに適応できる人・割り切ることができる人もいます。

これだけはどうしても無理。と思うこともあれば

え!台湾ってこんなことあるの!?知らなかった!と衝撃を受けることも多々あります。

自分が持っていた台湾の良いイメージとかけ離れたことに遭遇すると

そのショックで台湾のことを嫌いになったり、やっと来れた台湾でストレスだらけの生活を送ることになる可能性もあります。

また仕事や結婚で、よくわからず初めて台湾に行くことになった人も、こういった台湾のマイナス部分の情報集めは重要になってきます。

マイナス面を知っていることで自然と心の準備ができて、免疫力ができたりします。

遭遇した時にどう対処しよう?と準備をしておくこともできます。

たまに台湾ワーホリや留学で台湾に行くという人の中に

自分は旅行で台湾に何度か行ってるからある程度のことしってるから大丈夫でしょう!

と思っている方もいますがそれは危険です。

旅行の時は気持ちが上がってますし、遊んでいるだけなので台湾の良い面の印象が強く残る可能性があります。

実際にワーホリや留学で台湾で生活を始めると生活をするからこそ見えてくる「え…ナニコレ?」みたいな体験もあります。

思ってたのと違う…もう無理帰る!

とほんの些細なことでメンタルが折れる人も少なくないです。

ネット上では例え体験談だとしても、台湾のマイナス面を発信すると「お前は台湾の敵だ!」と同じく台湾好きと名乗る人からバッシングを受けることも多いです。

そのため台湾のマイナス面を発信する人が少なくなっていきます。

しかし、台湾のマイナス面を体験談として発信している人の意見もちゃんと聞く必要があります。

台湾を本当に好きな人は台湾を嫌いになって欲しくないので、あえて自分の体験談を通して日本人がマイナスと感じるであろうことをブログやSNSで発信してくれています。

中には台湾に行ったことすらない人がイメージだけで書いてるデマや、特定の誰かから受けた変な行動をあたかも台湾の文化のように書いてる人もいるので、すべてを鵜呑みにするのは良くないですが

ネット上で多く目にする意見は今後あなたも感じるかもしれない事だと思って、自分ならこんなことあったらどうだろう?と考えておくといいと思います。

それでも楽しい台湾生活

いかがでしょうか?あなたはこの生活問題なさそうですか?

一つ一つ見ると大したことないかな?とも思えるんですが、これら全てが毎日続くと考えるとちょっとキツイ…って思ったりするんです。

でもこういう台湾の生活においてのマイナス面、苦労しそうな点を知っておくだけでかなりショックは軽減できると思います。

遭遇せずに済む準備もできる物もあると思います。

今回上げたのは、ほんの一部です。

SNSやブログで台湾ワーホリ・留学・移住経験者の方がご自身の体験を発信しているのをチェックしてみて下さい。

知っておいてよかったと思える体験談が見つかると思います。

もう一度念のために言っておきます。僕は台湾が好きです!

確かに日本人にとって、ちょっとびっくりすることや慣れないこと、苦労することもありますが

事前に知っておけば対処も心の準備もできますし、適応することも可能です。

文化の違いだからしょうがない!と割り切ることもできます。

こういうことを知らなかったということで台湾生活を諦めたくなる人、台湾を嫌いになる人を生みたくないので今回の記事を書きました。

悪い部分も理解しながら生活すればこうやって全力でジャンプできるくらい楽しく生活することもできますよ!

少し長くなりましたが最後までお読み頂きありがとうございます。

皆さんの台湾生活が少しでも有意義になりますように♪

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