今まで日本に住んでいたけど、台湾人と結婚したことをきっかけに台湾に移住することを考える方は多いかと思います。
また去年からの新型コロナウイルス感染蔓延の影響により、日台カップルの多くは長期の遠距離恋愛となってしまいました。
このまま会えなくなることを危惧して結婚を考える方も増えています。
そうなると今度は、日本と台湾どちらで住むのか?という問題にぶつかりますよね。
考える材料として、台湾に移住するのにいくら必要なのか知りたい方や、もう台湾移住を決めたけど台湾に引っ越すのにいくら準備しないといけないの?と不安を抱く方もいると思います。
今回の記事では、コロナ禍の台湾移住にかかる費用がいくら必要なのかについてまとめてみました。
僕は、2021年1月から準備を始めて2021年4月に台湾入りを果たしました。
移住にかかったリアルな費用を公開しますので、参考にしてもらえるかと思います。
ちなみに僕たち夫婦が移住の際にかかった費用は17万6860円でした。
配偶者ビザ申請に必要な費用
配偶者ビザ(居留ビザ)を申請・取得することで台湾入国が可能になります。
- ビザ申請用戸籍謄本 450円
- 健康診断書コピー 110円
- 健康診断費用 11880円
- 健康診断英語資料作成費 5500円
- ビザ申請費 6900円
- 犯罪経歴証明書 無料
- スピード写真撮影費用 800円
- 合計 25640円
スピード写真は、場所によって値段が違うかもしれませんが一般的な機械は800円が多いかなと思います。
健康診断の費用や英文診断書の発行費用も病院によってかわると思います。
今回僕は、すでに耐性を持っていたので風疹麻疹のワクチンを打っていないのでまだ安く収まったかなと思っています。
大体、健康診断費用と英文診断書発行合わせて2万円くらいになっている病院が多いみたいです。
僕は、大阪天満の大阪市立総合医療センターで受けました。病院によって海外渡航用の健康診断を受けていない所もあるので、事前に電話確認し予約をしてください。
飛行機に乗るための費用
通常であれば、LCCを含めいろんな航空会社の中から安い便を探して、ここで節約をすることが可能ですが現在は、どこもフライトが厳しい状況で選り好みしていられない状態です。
実際に僕も2回フライトがキャンセルになり、航空会社も1つ変えました。予算よりあまりに高いチケットは購入できませんがいつも格安LCCで台湾に行ってた方はその時よりは高くなることを覚悟しておいてください。
コロナ禍の台湾移住では、普段の台湾渡航ではかからなかった費用がかかります。
それは、PCR検査費用代です。
民間クリニックでもPCR検査事業に乗り出しているところは、徐々に増えていると思います。
僕らが出発前に探したときは近所では、やっていなかったので友人が帰国の際に使った「にしたんクリニック」を利用しました。
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- PCR検査費用(2人分) 30800円
- 飛行機チケット代(2人分) 50400円
- 合計 81200円
荷物を送るための費用
大きな家電などは、送料を考えると売るか捨てるなどして、台湾で買った方が安くなる物もありますが衣服や美容品などは日本で使っているものを送った方が良いでしょう。
ユニクロの服なんかも送料を入れても日本で買って送った方が安いです。(船便の場合)
僕は、今回はすべて船便で送りました。家にあったほとんどの物を処分しましたが古くて捨てた服の代わりに新しい服をユニクロでいくつか買ったりして送りました。
船便にかかった費用
- 1回目 13600円
- 2回目 29350円
- 3回目 21970円
- 4回目 21950円
- 5回目 13740円
- 合計 100610円
整理をしながら分けて全部で18箱送りました。1箱大体11~13キロの重さの物です。
親戚へのお土産や頼まれて買った日本製品のグッズなどが三分の一くらいあるので、自分たちの荷物だけで断捨離が上手にできる方ならもう少し安く抑えられるかと思います。
郵便局のサイトから台湾への配送の料金が調べられます。郵便局ホームページ
その他、かかるかもしれない費用
ここからは、ケースバイケースで必要になるかもしれない費用について考えてみたいと思います。
- 携帯代
- 保険代
- 隔離ホテル代
- 部屋契約代
- 妊婦さんにかかる費用
携帯代
日本の携帯番号を生かしておきたい方もいると思います。
そんな方は、キャリアにもよりますが一時休止措置を取ってくれる場合がありますので活用してみましょう。
その場合、休止時と再開時に手数料がかかることがほとんどだと思います。
また、携帯番号とメールアドレスの保管代として毎月500~1000円弱支払いが必要なキャリアも多いようです。
乗り換えキャンペーンなどで、期間限定で契約のタイミングによって使用料金が安く設定されている格安SIMなども多くあります。乗り換えた方が安く費用を抑えられる場合もありますので、チェックしてみてはいかがでしょう。
保険代
台湾に移住してからすぐに仕事に就くことができれば、問題ないと思いますが居留証で入国した場合、半年間は台湾の健康保険に入ることができません。
通常の風邪などであれば、保険に入ってなくても台湾なら治療費は400元程度なので保険のことを気にしなくても良いと思います。
持病が合ったり半年間も保険なしで過ごすことに不安がある方は、日本で海外保険に入ることをおすすめします。
僕は、日本にいる時から人材派遣・転職サイトを利用して仕事探しを始めていました。
台湾に入国後1~2か月後にはすぐに出勤開始できると思っていたので、何かあればクレジットカードに付帯されている海外保険を利用するつもりでそのまま入国しました。
コロナ感染拡大で勤務開始が遅れていて、少し不安になってきています。
隔離ホテル代
この費用は、必要なかった僕がレアケースでほとんどの方が必要になる費用になります。
(義母がマンションの部屋を何個か持っているので1部屋無料で提供してくれました。)
今後、台湾に入国可能になった際にも隔離期間は必ず必要になると思います。
入国ストップになる前は、2週間は必ず隔離ホテルに住むことが必須でした。
安いホテルだと1泊2000元~です。と言ってもなかなか2000元は見つからないと思います。
2500~3000元と見積もっても一人15~18万円くらいになると想定しておいた方が良いと思います。
そのあとの自主健康管理期間1週間も別の宿を探す必要があります。
隔離ホテル指定になっていない所でも良いので値段は、ホテルよりかは抑えられると思います。
airbnbなどで安い宿を探して住んで、その間に今後台湾での生活をする部屋を探す人が多いみたいです。
それなりの部屋を見つけようとするとエリアにもよりますが台北近郊なら1泊800元~1000元
1週間で3万円弱は見積もっておきましょう。
この1週間は、パートナーと一緒に住んでも大丈夫です。(コロナ状況により条件が変わる可能性あります)
部屋代
新規で部屋を借りる際には、敷金は礼金やデポジットシステムが台湾でも存在します。仲介業者を利用すれば1か月の家賃代くらいは、支払う必要があります。
大体家賃の4か月分は入居するのに必要になると思います。
夫婦二人で住むなら、少し郊外に出ても1万元くらいは家賃かかると思います。
そうなれば、4か月分で4万元。約16万円くらい必要になるのではないかなと思います。
妊婦さんにかかる費用
妊婦さんが台湾渡航される場合にも、場合によっては別途必要になるかもしれない費用があります。
大体の航空会社が妊娠28週を超えると医療機関から搭乗しても大丈夫だという証明を発行してもらう必要があります。
今回、僕たちが搭乗する時に妻がちょうど妊娠28週目だったので証明書を発行してもらう必要がありました。
通っていた病院では、英文証明がちょっと高かったので14860円かかりました。
また、隔離の際にパートナーが妊娠していたり、障害を持っていて一人で生活するのに不便がある場合に事前に台湾政府に申請して許可が下りれば条件は付きますが、同じ家・部屋に住める場合があります。
僕の妻も医者から1人は、ちょっと怖いね。と言われたので、台湾政府に申請をしました。
その際に診断書などが必要だったので、その発行費用が4950円でした。
まとめ
国を超える引っ越しって大変ですね。それもコロナ禍の引っ越しとなると尚更、出費面でもだいぶダメージを受けました。
新型コロナの影響で増えた出費は、PCR検査代と隔離ホテル代ですね。隔離ホテルは、補助金がもらえれば実質1人あたり9万ほどになりますね。
それでも、通常の台湾移住では必要のなかった出費が9万円かかるのはキツイですね。
今回、僕たち夫婦が移住にかかった費用は17万7200円でした。
ですが、ここに隔離ホテル代と自主健康管理期間の宿代が必要だったとしたら一人あたり+11万円ですので2人なら合計で397200円です。
パートナーさんがすでに台湾にいて一人で台湾に行く場合でも1人20万円弱は必要になることになります。
コロナ禍で日本で働いてる皆さんの中にも給料が減っている方も多くいると思いますが、近い将来に移住を考えている方はまたビザ申請が可能になるまでにできるだけ多くの引っ越し資金の準備をしてください。
台湾にいる親戚へのお土産代や、不用品処理にかかる費用などをいれれば、もっとお金が必要になりますよぉ(><)
最後までお読み頂きありがとうございます。今回の記事が少しでも皆さんの台湾移住を考える参考になれば嬉しいです。