台湾人との言語交換の仕方!言語交換が続かない理由も解説

中国語(台湾華語)の学習効果を飛躍的に上げるのは、アウトプットをどれだけ多くできるかにかかっています。その方法として「言語交換」があります。

この記事を読んでほしい人
  • 言語交換をどう始めたら良いかわからない人
  • 変後交換をしてもなかなか台湾華語(中国語)の上達を感じていない人
  • 言語交換が続かない人

「え?知らない人と会うって怖くない?」

「何話したらいいの?」

なんてことを僕も最初は、思っていましたが気づけばネット上の言語交換から始まり今では、通算80人以上の方と言語交換をし、その中の10人くらいとは、8年来の友達になれています。

また、実際に言語交換をしているけど「なかなか中国語(台湾華語)を身に付けられていない気がする」と思っている方もいると思います。
この記事を最後まで読んで頂くと、言語交換をするメリット・デメリットや言語交換の種類や進めていく上で効果の出やすいコツなどがわかってもらえると思います。

僕は、この10年で言語交換を幾度となく繰り返しやってきた中で失敗も多くしてきています。

大阪では、台湾人日本人の言語交換会(アクティブメンバー100名)の主催も8年ほどしていました。
そんな経験をもとに初心者の方が楽しく言語交換ライフを送れる方法をご紹介します。

スポンサーリンク

結論

まず初めに10年間の経験から感じた言語交換のメリットとデメリットをお伝えします。これが全てです。これを見てまだ言語交換に興味があれば読み進めて下さい。デメリットの解消法などもご説明しています。

メリット
  • いろんな人の言い回しを学べる
  • 聞き取り能力があがる
  • 自分が実際に話したいフレーズの文法や単語を学べる
  • テキストにない現地の人にとっての日常語を学べる
  • 言語以外にもその国の文化も知れる
  • 友達ができる
デメリット
  • 時間が限られる
  • 外で実際に会う場合は、お金が必要(カフェ代など)
  • ベストパートナー探しが意外と大変
  • 人に合わせるのが苦手な人にとっては、しんどい

言語交換の種類

言語交換には、大きく二つの方法があります。

ネット上での言語交換
→文章主体、会話主体
実際に会っての言語交換
→雑談主体、宿題・課題添削主体

最初にネット上での言語交換から始めてみて、話の合う人や安全そうな人とは、実際に会って言語交換をするのが基本的な流れです。

最近は、日台交流会のイベントなども開催されていることも多いので(新型コロナ感染予防対策で少なくなってますが)そういう所に参加して、相手を探すのも良いかもしれませんね。

JC info  言語交換の相手を探す・募集できるネット上の掲示板です。

https://www.jcinfo.net/ja/le/list

HelloTalkハロートーク- 英語韓国語、選べる学習言語
HelloTalkハロートーク- 英語韓国語、選べる学習言語
開発元:HELLOTALK FOREIGN LANGUAGE EXCHANGE LEARNING TALK CHAT APP
無料
posted withアプリーチ

言語交換のメリット・デメリット

まずは、メリットとデメリットについて考えてみたいと思います。

メリット

  • いろんな人の言い回しを学べる
  • 聞き取り能力があがる
  • 自分が実際に話したいフレーズの文法や単語を学べる
  • テキストにない現地の人にとっての日常語を学べる
  • 言語以外にもその国の文化も知れる
  • 友達ができる

一人で中国語(台湾華語)の勉強をしていると、偏った表現方法だけが身に付きます。
日本語でも、人によって話し方に特徴が出てきますよね。

例えば、「お昼ご飯」
ランチ、昼食、ひるめし、お昼、など人や場面によって言い方は様々。

言語交換では、そういう様々な表現に気づき学ぶことができます。

また実際に話をしていて、「あ!これ言いたいねんけど、言い方わからん」って時に言い方を学ぶと頭に残りやすいです。

テキストやドラマ字幕での一人学習だと、自分が今必要としている言葉をインプットするわけではないので、覚えにくいです。

テキストに載ってない、最近の流行り言葉や台湾語とミックスで使う表現など日本で言う流行語や話し言葉、俗語を学べるのも、言語交換ならではだと思います。

その国の文化がわかるようになるのも、言語学習を楽しくする一つの要因だと思います。

また、文化がわかるようになることが、中級レベルに突入した際に自然な翻訳をする手助けにもなります。

話が合ったり、趣味が一緒の相手を見つけられると友達になることができるケースもあります。
最近では、気付いたら付き合ってた、結婚してた。なんてケースも少なくありません。

ただ、言語交換を口実に下心で出会いや詐欺目的に利用している人も一部いるので、警戒の気持ちも忘れずに持っていてください。

デメリット

  • 時間が限られる
  • 外で実際に会う場合は、お金が必要(カフェ代など)
  • ベストパートナー探しが意外と大変
  • 人に合わせるのが苦手な人にとっては、しんどい

言語交換は、相手がいて初めて成り立つことなので相手との時間を合わせる必要があります。
ネットでのメールなどでのやりとりなどでは、自分の空いてる時間に送って相手の返事を待つ形になります。

Hello talk などでは、短い文でのやりとりを気軽にできますが、これも相手が返信できる時間である必要があります。

深夜勤務があったり、平日が休みだったり、人によって生活スタイルも違うので相手に限らず自分にもあてはまります。

用事がなくても疲れ切っている時は、ゆっくりしたかったりもしますよね。
言語交換だと完全に好きな時間にできるわけではないので、そこはあきらめて下さい。

カフェなどで会っての言語交換になると、もちろん何も注文しないわけにもいかないので、その分お金がかかります。1回300円弱程度なので、そんなに大きな出費ではないですね。

3つ目と4つ目は、少し似ているのですが言語交換は、お互いに会話などのやり取りをすることで成り立ちます。自分が勉強していてわからない所を質問するだけのような関係だと長続きしません。

話題が合わない人との会話は、弾まないので内容が薄くなりますし、話を合わせ続けるのも楽しくないので、モチベーションを保てません。こうなるとなんの効果も出ません。

またあまりにもレベルのかけ離れた相手と言語交換をするとどうしても、相手の日本語を聞いてばかりになってしまったりします。

一番のデメリットは、自分の成長を最大限に伸ばしてくれる話題の合うパートナーを探すのが意外とめんどくさいということだと思います。

言語交換が続かない時の注意点と解決方法

確かにデメリットはありますが注意点を理解し解消することで有意義に言語交換を行い確実に成果を出せます。

【注意点】

  • レベルが違いすぎると成り立たない
  • 話題が合わないと続かない
  • 遠慮していると自分のためにならない
  • 文化の違いから驚くことが多く、それが慣れないことも
  • すぐに会わない

この5つをクリアしてしまえば、楽しく成果の出せる言語交換ができます。多くの方が通っている道だと思います。僕が実際にどうやって解消していたかをご紹介します。

レベルが違いすぎると成り立たない

こちらは、デメリットの部分でも少し触れましたが、自分と相手のレベルが違いすぎると成り立たないまでいかなくてもやりにくいということが起きることがあります。

例えば、自分の中国語学習歴が3か月だとします。
相手が日本語の勉強をもう5年以上やってます。って人だった場合。
相手の日本語の練習のペースに巻き込まれてしまう可能性があります。

相手も日本語の練習がしたくて言語交換相手を探しているので、中国語があまりできない相手に日本語を使いがちになってしまいます。

それは、悪気があるわけではなく、自然とそうなってしまいます。
僕も中国語を4年以上学習した頃に知らない間に相手にそういう対応をしてしまったことがあります。

解消方法
言語交換の相手を探す時に、自分の学習歴(レベル)と同等または、ちょっとだけ上の人を探します。レベルの近い人と言語交換をすることで、もしわからないことがあった時に「それってどういう意味?」って中国語(台湾華語)で聞きます。

相手もその単語の日本語を知らなかった場合は、お互いに辞書で調べて、これかな?こっちの方がニュアンスが近いかも?など一緒に辞書で調べたりして、共に成長を感じられます。

もし、相手のレベルが自分より上すぎる人がパートナーの場合は、自分のわからない単語や文法を日本語で説明してもらいましょう。
こうすることで、あなたはわからない単語・文法の意味がわかりますし、相手も日本語の練習になるのでwin-winの関係を築くことができます

話題が合わないと続かない

こちらもデメリットで少し触れましたね。
実は言語交換が続かない最大の要因はここにあると思います。

僕の場合は、台湾自体に興味があったことと・台湾料理に興味があったのがよかったみたいです。
台湾人も日本の地名や名産など、日本生活に興味がある人が多かったので、お互いに話題提供ができることが多かったです。

ただ、日本のアニメ・漫画やアイドルがきっかけで日本語を勉強し始めた人とは、やっぱり長く言語交換を続けることができませんでした。

半年くらいして、相手の日本語レベルが上がってくると相手の人も好きなアニメについての話をしたくなってきたみたいで、別でそういう話をできる相手が見つかったのか連絡も途絶えてしまいました。

解消方法
日本の方も好きなタレントや仕事がきっかけで中国語(台湾華語)の勉強を始めたなら、同じタレントが好きな人や同じ仕事をしている人探した方が良いかと思います。

あまりにマイナーな物を好きな方は、見つけにくいかもしれませんがメッセージの自己紹介やアプリのプロフィールに自分の好きな物を記載しておけば、共通の話題を持った人から連絡が来る頻度は増えると思います、

自分からコンタクトを取る時もなるべく、プロフィールが充実していて、尚且つ共通の話題がありそうな人を選ぶと良いでしょう。

短期間だけの相手と割り切る。
人にもよりますが、話題の合わない相手とは1週間~2か月くらいの言語交換可能期間のようです。

初級の人は、これくらいの期間でその相手に簡単な表現や会話ができるようになるまで練習をしてもらえればいいかな。と軽い気持ちで言語交換をやってみても良いでしょう。

遠慮していると自分のためにならない

【レベルが違いすぎると成り立たない】の所でも書きましたが相手のペースに巻き込まれる場合があります。
これは、レベルが近い相手と言語交換を行なう時にも注意すべき点です。
日本人の控えめな性格が災いして、ずっと相手の日本語の練習相手になってしまうケースがあります。

ネット上・実際に会っての言語交換両方のパターンで起きがちです。

中国語の学習歴が短くてレベルがまだ低くてあまりできないから・・・

と自信がなくて発言できない人が多いみたいなのですが、自発的に発言していかなければ言語交換の意味がありません。

解消方法
最初に中国語と日本語の使用量を半分ずつにする。話す時は、子供に話しているくらいのスピードで。などのルールを相手に承諾してもらいましょう。

僕がよくやっていたのは、文章主体の言語交換の時は二つの話題を平行で話すというものです。

A 初めまして。私は、〇〇です。
大阪に住んでいます。あなたのことは、なんて呼べばいいですか?B 你好.請問你的工作是甚麼?假日做甚麼?

中国語学習初心者の場合まだ、複雑な会話はできないと思いますので上記AとBの会話のように質問を日本語と中国語の文章で分けて行います。

このまま相手にも同じように日本語と中国語で返してもらいます。
上達するにつれて、内容も濃く複雑にしていくと良いでしょう。

こうすることで、日本語と中国語を一緒に練習できるのでお互いに学べます。

対面や電話をする時は、10分ずつ時間を区切って中国語と日本語を切り替えるようにしていました。
もちろん、わからない単語を質問した時、その返答も中国語でしてもらいます。本当にわからない時は、日本語で説明してもらいます。

こうすることで、どちらかのペースにはまり込む事を防げます。

文化の違いから驚くことが多く、それが慣れないことも

同じ日本人でも合わない人っていますよね?
国が違えばなおさらです。有名な話だと台湾人は会話をしていてよく聞き取れなかった時に「はぁ?」って言う人が多いです。

これは、挑発してるわけでもなんでもなく、日本人が聞き返す時に「え?」って言うのと同じなんです。

あとは、「給料いくらなの?」など、聞いて欲しくないことを聞かれることがたまにあります。
これは、台湾人と日本人の相手の胸に飛び込むタイミングが台湾人の方が早い傾向があるからかなと思います。

解消方法
聞き返される時の「はぁ?」に関しては、未だに僕も反応してしまいますが、人によっては2か月くらいで慣れるようです。
僕は、一呼吸して心の中で「文化の違い…」と唱えています。少しは、和らぎますよ。

聞かれたくないことや、したくない話は「話したくないので、この話はNGでお願いします。」など正直に言ってください。
台湾人は、日本人よりよくも悪くもなんでも口にします。

彼ら曰く、ちゃんとボーダーラインが存在しますが日本人とそのボーダーラインが違います。
こういった面を知ることができるのは、実は言語交換のメリット部分でもあります。
そう!文化を知りましょう。

嫌なことは嫌と意思表示しておけば問題ありません。基本的に台湾人は、日本人に優しいです。

すぐに会わない

言語交換の相手は、日台交流会などのイベントで知り合うかネット上のサービスを介して知り合うことになります。
ネット上で知り合った場合も、話が会って実際に会いましょう!となっても、女性の人は特にすぐに会うことは避けた方が無難だと思います。

レアなケースだと思いますが、少なからず下心を持って日本人女性に会いたいだけの人も中にはいます。純粋に語学交換したい人も多いですが、見分けるのは難しいです。

解消方法
プロフィールが充実してて、顔写真も出している人は安心な人が多かったりしますが、すぐに会いたがる人は気を付けた方がいいと思います。

1か月くらい連絡を続けてみて、話が会いそうだなと思ったら会う予定を作ってみても良いと思います。
ただ、この時も1対1で会うのは、避けましょう。自分の友達を連れていくのがいいでしょう。

もしくは、大勢の人がいるカフェを場所として選んで、初対面の日は1時間から1時間半を目安に終了するのが良いかと思います。

何か日台交流のイベントがあるなら、そこに一緒に参加するのもいいと思います。

今のところ、同性同士で何かトラブルがあったというのは、あまり聞きませんが多少の危機感は持っておきましょう。

言語交換は必須

中国語(台湾華語)初心者にとって言語交換は、レベルアップの成果を出しやすくするには、必須な方法だと思います。注意時点はありますが、そこさえしっかり押さえておけば学習にかなりのレバレッジをかけてくれます。

中級、上級と上がってきたら日本語ができない純粋な台湾人のお友達や恋人ができるなんてことも必然と起きてきます。

最初は、短い簡単な内容から少しずつ言語交換にチャレンジしていってみてください!
きっと素敵な言語交換パートナーが見つかるはずですよ。

僕の経験が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ
にほんブログ村
タイトルとURLをコピーしました